“汝の食事を薬とし、
汝の薬は食事とせよ”ヒポクラテス
「医学の父」といわれるヒポクラテスの言葉は、人が内部から変化できる可能性を示唆しています。
わたしたちは日々口にする食物から作られています。つまり、食事は人をつくります。
飽食の時代と言われる現代にあって、実は多くの方が栄養失調に陥っていることを、
栄養療法(ドクター栄養学)に取り組むドクター達が明らかにしてきました。
「うつ病の原因が鉄欠乏性貧血だった」「パニック障害の原因が糖質の過剰摂取だった」と
いう例をきっとどこかで耳にしたことがあるでしょう。
このような例は、食事が身体(病気)といかに深く結びついているかを雄弁に物語っています。
ここでは、ドクター栄養学での
「症状別原因と栄養素のはたらき」、「血液検査データによる栄養状態の評価方法」、
「患者さまに指導する食事のガイドライン」をみなさんと共有します。
わたしたちが提供する情報が、みなさんが心身を健やかに保ち
より良い毎日を過ごしていただけるきっかけになることを、心から願っています。